対象となる方
- 変形性膝関節症と診断された患者さまの中で、お薬やヒアルロン酸注射などの治療を行っても痛みが軽減しない方
- 持病やご高齢であるために人工関節置換術などの手術が受けられない方
- 手術を勧められているが、仕事や家庭事情にて長期間お休みすることが難しい方

クーリーフの特徴
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高周波焼灼前に、電極から微小な電流を流すことで運動神経を同定します。
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プロープ先端を冷やすことで先端電極の温度上昇を抑えます。
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運動神経を避けつつ、ターゲットとなる知覚神経を広範囲に焼灼します。
Coolief疼痛管理用高周波システムは、超音波エコー下で3つの膝神経をターゲットに、変形性膝関節症に伴う疼痛治療を行います。
※診断用神経ブロックも同様のターゲットに対して行います。


治療の流れ
初回受診については、まずはお電話にてお問い合わせ下さい
クーリーフ処置前
検査で適応を判断します。超音波エコー下で局所麻酔でのテストブロックを行います。 効果判定を行い効果があった方は処置日を予約します。
※このテストは、クーリーフとは別日に行います。
クーリーフ当日
膝に超音波エコー下で専用の針を用いて、神経を焼いて変性していきます。(1ヶ所あたり2分30秒)
処置は片膝あたり30分、準備を含めて1時間程度で終わります。
治療後、体調に問題なければご帰宅いただけます。
期待される効果
変形性膝関節症による痛みが改善されることが期待されます。
海外で行われた試験では、治療後6ヶ月時点で、約74.1%の患者様が治療前よりも50%以上痛みが軽減したという結果でした。痛みが0になるわけではなく、痛みの軽減が期待されています。
予想されるデメリット
- 針を刺す際の痛み
- 感染
- 内出血
- 皮膚トラブル